【銀魂】虚の正体が判明!壮絶な過去や能力、松陽との関係まとめ
漫画・銀魂には多くの敵キャラが登場し、物語が進むごとにより強力な敵が出てきますが、作中でも恐らく最強と言われているのが「虚」です。
本作の味方側において圧倒的な強さを持つ、神楽や沖田などが同時に攻撃しても圧倒されるほどですから、桁違いの実力を持っています。
そんな虚ですが、物語の根幹に関わる存在であることをご存知ですか?
ここでは、虚の過去や正体、能力などについて紹介していきます。
※虚の存在そのものが、作品のネタバレと直結しているため閲覧注意な事項が多くある点に留意してください。
1.虚が経験した壮絶な過去
銀魂に出てくる虚は何者なのかを知る上で重要なのが、彼が経験した壮絶な過去を知ることにあります。
銀魂という物語がスタートする、一つのキッカケになっているので以下からさっそくネタバレ注意でお願い致します。
本作の世界に登場する星には、「アルタナ」という特殊な生命エネルギーが放出されており、稀にそのエネルギーを受けて能力を手に入れる者が登場するのです。
それが虚であり、地球から得るエネルギー(アルタナ)の力を受けて不老不死の能力を手に入れました。
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一見すると羨ましいように感じますが、幼少期の虚はその特質ゆえに世間から気味悪がられ壮絶なイジメを経験しています。
何度殺されても生き返るので、どこかの牢屋に閉じ込められていた虚は不老不死の永遠の苦しみから逃れるように多くの人格が形成。
そうして「虚」という存在を消す、つまり内側で自分自身を"殺した"虚は、牢屋を出てからは殺戮を繰り返したことで朝廷に捕縛。
朝廷はその不死性を見込み、天照院奈落の頭領として迎え入れられ、それから500年にも渡って殺戮を繰り返してきました。
何度も生き返る不死性を持ち、誰よりも多くの戦場を経験している関係で戦闘能力は格段に上がり実力を付けていきます。
やがて、そんな殺戮を繰り返す日々に嫌気がさした虚は、己の宿命に抗うために別の人格を形成することに。
それが「吉田松陽」であり、銀時や桂、さらには朧などを巻き込んだ張本人が誕生したのです。
2.あの人物と繋がりが…虚の正体が超意外だった…
虚は地球が放出するアルタナの影響を受けて不老不死になった人間であり、多くの苦しみを受けていくつもの人格を内部で形成しました。
その結果誕生したのが「松陽」という、善人を絵に描いたような存在でありそれまでの自分を殺すようにして生活をします。
松陽は当初、朧を弟子にしましたが彼に人を殺すような技を教えることはしません。
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そして子供の頃は散々な経験をしてきたので、「子供と混じって学びたい」との気持ちを朧に伝えたことで「松下村塾」を開くキッカケが生まれます。
しかしながら、松陽が銀時に斬首されたことで、虚の中から松陽の人格が消滅。
もちろん不老不死なので銀時から斬首されたとしても、死ぬようなことはなくそのまま生き返りどこかへ姿を消してしまいました。
ここまでで、「虚=松陽」という点が明らかになった訳ですが、では虚の正体、つまり出生については何か分かっているのでしょうか?
幼少期に地球のアルタナを供給する特質を手に入れ、それによって不老不死になったことは前述した通りです。
何か特殊な血が入っていたとか、アルタナと深い繋がりがあるもっと上位の次元にいる子供ではないかとの推測が、読者の間でなされました。
しかしながら、そうした描写は本編で一切ないので、この点を考えてみると虚は普通の子供として誕生した可能性が高いです。
そのため、銀魂に出てくる虚は、アルタナによって不老不死の能力を手に入れた、ごく普通の人間であると考えられます。
3.虚が銀魂本編で見せつけたあり得ない能力
不老不死の能力という、反則に近い力を持っている虚ですがそれだけではありません。
先ほども少し触れた通り、虚は500年もの間死ぬことを許されずに戦場に赴き殺戮行為を繰り返してきました。
1回の戦場においても多くを学べるため、それを何回も繰り返している虚は実戦経験が誰よりも多く、そこに強敵の存在もいたでしょう。
剣技に優れ戦う技を身に着けている猛者から、虚は戦いを通して実に多くのことを学んだに違いありません。
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そして、元々の剣術に対する素質があったとも言えますが、何よりも奈落で多くのことを知り、戦術の手ほどきを受けたのが大きいと考えられます。
虚は松陽として、銀時や桂などを教えた経験を持ち、銀時たちが優れた剣術を持っている所から師である虚の実力が分かりますね。
神楽などを圧倒するほどの実力を持つ一方、銀時は松陽から何度も剣技を見てきたのでギリギリでかわせていました。
それでも、神楽の父「星海坊主」を圧倒するだけの力を持ち、いくら倒されても地球のアルタナからの供給がある限りは死にません。
そう、虚は不死という能力と、数多くの実戦を通して培ってきた実力が合わさり、その能力はあり得ないレベルにまで達しているのです。
4.物語を通して明らかになった虚のヤバい性格
多くの人格を形成している虚ですが、どういった性格をしているのでしょうか?
- 優しい
- 部下想い
- 自己犠牲的
- 無表情
- 他人を欲する
- ネガティブ
虚は幼少期から、誰も経験したことのない不老不死という現実を目の当たりにし、壮絶な経験をしてきました。
それを通して多くの人格が彼の中に入り込んできたので、どれが本当の「虚」の性格をしているのかを判断するのは難しいです。
松陽として振る舞っていた時代を見るなら、とても優しい性格をしており部下想いで、自己犠牲的な精神を示しています。
しかし松陽の人格を失ったならば、殺戮に走り無表情でネガティブな思考をするなどまるで正反対。
虚はその都度性格が変わり、自分自身もどれが本当の自分なのか分かっていないのが現状でしょう。
5.虚に待ち受ける恐ろしい今後の予想
虚は自分が死なないのは、地球からのアルタナを供給し続けているからであり、死ぬためには地球を破壊するしかないと考えます。
そして天導院が持つとされる、各星のアルタナを制御する鍵を奪い、それぞれの星のアルタナを暴走させその怒りの矛先を地球にいる天導院に向けさせた虚。
宇宙各地の軍が押し寄せる展開となり、これによって地球のみならず宇宙をも破壊しようと虚はたくらみ、銀魂は最終章へと突入しました。
では、今後の虚はどうなってしまうと予想されているのでしょうか?
虚が何らかの形で暴走を止めて死ぬことで終わるとする予想もありますが、多くの読者は「アルタナの供給を止められる方法が見つかり、不老不死じゃなくなる」と考えています。
地球や宇宙といった大きなスケールへと発展した銀魂ですが、これらが破壊されてしまえばさすがに物語そのものが終わるでしょう。
最終的にはハッピーエンドになると考えられるので、虚に何らかの変化が生じると見るのが自然。
地球からのアルタナの供給がストップすれば、虚の不老不死は解かれるので、そこに問題を解決するヒントが隠されています。
虚は戦いで滅びるという形で結末を迎えるのではなく、ようやく一人の「人間」になれるという経験をすると予想されているのです。
まとめ
ここでは、虚の過去や正体、能力などについて紹介していきました。
虚は地球からのアルタナを供給することで、不老不死の能力を手に入れた為に幼少期から壮絶な経験をすることに。
松陽や他の多くの人格を作り出して、内側の己を"殺す"ことを続けてきたんですね。
物語は最終章に突入し、地球だけじゃなく宇宙の存亡をかけた激しい戦いになると予想されています。
虚がどうなるのかも含めて、今後のストーリーから目が離せません!
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